撮影場所：日浦山の山頂
日浦山は広島市安芸区と海田町の境界に位置する海田町のシンボルとされている。山頂部は南北の中央にくびれた細長い形になっており中世に山城が築かれていたということから日浦山城跡（日裡山城跡）ともいわれる。広島夜景といえば市街地中心部の夜景に気を取られていたのだが、この日浦山山頂から昼間に撮影された展望写真を見たことがきっかけで夜間登山を決行した。そこそこの山夜景であろうと思っていたが、トワイライトタイムに見るその光景は期待をはるかに上回るものであった。山頂からは海田町をはじめ、広島市街地から遠く宮島までの夜景が一望できる。海田湾とその向こう側に浮かぶ島々と広島大橋や仁保ジャンクションを含め、幹線道路ラインが入り組んでいるという、とても素晴らしい構図を描いている。広島県内でこのような独特の特徴をした山夜景は非常に珍しい。まさに県内屈指の景観美を誇っている山夜景である。
