筑波山は茨城県つくば市の北端に位置する日本百名山の一つとされている。西の男体山と東の女体山の二つからなる双耳峰で、茨城県のシンボルとされている山である。最高峰である女体山頂にはイザナミノミコトを祀る筑波山神社本殿がある。はじめてこの山に訪れたのは平日だったため、バスの本数が少なく筑波山口バスターミナルのバス停から約三時間かけて登った記憶が鮮明に残っている。その後、山夜景を目的として訪れたのはロープウェイの夜間営業をしている厳冬期であった。女体山駅展望台からはつくば市をはじめ千葉県や埼玉県から東京都心部までの夜景を望むことができる。都心部までの距離は遠いものの、眼下の田園地帯から都市部にかけて伸びている道路のラインがとても特徴的で美しい。日没後のトワイライト夜景は富士山までも望むことができる。女体山頂の岩上からも望むことができるが、夜間は入山禁止とされている。