雄鷹台山(おたかだいやま)は「ふるさと兵庫100山」の一つに選定されている山である。登山道がよく整備されており、春はドウダンツツジ、秋には真っ赤な紅葉が楽しめる。この山の存在を知って夜景を見に行くことになったきっかけは、山仲間の一人が山行記録のコメントに名指しで「どうでしょうか?ここの夜景は良いと思います」と書かれていたことであった。それから一週間後、電車の割引チケットを購入して播州赤穂駅まで行った。それまで赤穂市の夜景など想像したこともなく期待もしていなかった。しかし、登頂してトワイライト夜景を望んでみると、播磨灘に流れ込む千種川、三角州に栄えている赤穂市街が見事に美しく素晴らしい構図を描いていた。西側の工場地帯も特徴的で赤穂市の夜景を独占しているような気分になった。角度は少し甘いがかなりの景観美である。このような山夜景がまだ関西地方に残っていたのだと痛感した。